後期第7節 vs FC琉球戦。監督の松永英機さんが前節の退場処分で出場停止で何と俺が監督代行をやる事になった。英機さんがロッカルーム(ベンチ)に入れないのでホテルでミーティングして会場入りした。試合の90分前に相手メンバー表が来て、そこからメンバーやフォーメーションをチェックし、前の試合から変わっていると見て、セットプレーやマーク、ゲームプランを変えたりする。
今回は相手の先発メンバーがかなり変わっていたのですぐ修正して選手の仕事を明確にしなければならず、その後70分前に監督会議があり、初めて出席し、運営委員、マッチコミッサリー、相手の監督、審判団などと今日のスケジュールや注意事項を確認して、最後はみんあと握手をしてロッカールームに戻る。そして少し立ったら選手のウォーミングアップをさせて帰って来たら、ロッカーアウトの前にセットプレーや戦術の話をして選手を送り出す。これを一人で全てやってキックオフ。やはり一人だとかなり大変だったよ。頭の中はフル回転だったし。
試合のほうは琉球の選手のほうが戦う気持ち、切り替え、球際の強さ。全て面で岐阜が負けていた。運良く失点しなかったのが本当にラッキーだった。(この流れを変えるために)ハーフタイムに俺は選手に喝を入れて立て直した。
その通りに後半はガラッと選手が生まれ変わり、パスをしっかり回せるようになったし、戦えるようになった。その中で片桐のゴールが決まり、その後も何回も決定機があり、2点目を決めればもっと楽になり、カウンターもはまるし、選手も精神面で楽になる。俺の中でイメージ通り、後半勝負でパスを回し、スピードのある選手を投入したら、相手を崩せる事ができたがシュートが入らない。
でも、後期初勝利だし、これで夏休み最後のホームゲームで連勝といきたい。監督代行で負けるのは嫌だったし、この悪い流れをたちきれて良かったよ。これでチームが上昇気流にのっていければいいよね。